変わらぬ年代という区分け

世界最高齢プログラマーの若宮正子さん(84歳)をご存じでしょうか?2017年に81歳でスマホ向けのひな人形位置当てゲームアプリ「hinadan」を開発した方です。週刊東洋経済2020年1月18日号の特集「今年こそ始めるプログラミング」の中で取り上げられていますが、その中で下記のようにおっしゃっています。

今の日本は、シニアのマーケットのことを考えていない。極端な例だが、アンケートによっては、年代を尋ねる項目が「10代、20代、30代、40代、50代、60代以上」となっていることがある。私に言わせると、60歳の人と90歳の人はものすごく違う。なのに、リサーチャーは自分が高齢者じゃないから気がつかない。
出典元:週刊東洋経済2020年1月18日号

確かにおっしゃる通りで、目にする調査結果のほとんどは、50代以上や60代以上で括られていますね。もちろん年代の区分けは、調査対象の商品やサービスのターゲティングによるところもありますが、超高齢化社会に突入する中で、60-90代の層にも確実にリーチし、各年代で細かく分析することが重要になってきていますね。