デジタルサイネージのリサーチ的活用

最近にわかに使われるようになった「デジタルサイネージ(Digital Signage)」という言葉をご存知でしょうか?Wikipediaによれば、
デジタルサイネージ(Digital Signage)とは、デジタル技術を使い、タイムリーに映像や情報をディスプレイ表示する「次世代型インフォメーションシステム」である。
とのことですが、一般的には、家以外の「公共的な場所」に設置された電子看板・広告と考えればわかりやすいのではないでしょうか。先日発表された、
大日本印刷、ネットカフェのパソコンを広告媒体に変える新広告サービスを開始
も、デジタルサイネージのひとつと捉えられるかと思います。欧米ではかなり普及しているようですが、日本では、デジタル掲示板、デジタル表示サイネージ、デジタルコンテンツ配信システム、電子ポスター、電子ボード、電子情報ボード、電子ディスプレイ、電子看板システムというように様々に呼ばれており、電通の日本の広告費でもまだカテゴリーになっていないようです。
大日本印刷のサービスのようにネットカフェという公共スペースの「PC」を媒体とすることで双方向なコミニュケーションが有効になります。「インターネット」を媒体とする従来のネット広告と同様に、クリックして広告主サイトへ飛んだり、アンケートを実施することも可能になるでしょう。公共スペースの「PC」ということでは、図書館や学校、パソコン教室のPCも媒体になり得ます。また、飲食店の電子メニューを広告媒体にしたり、満足度アンケートを実施することも可能でしょう。「場所」や「人」をより限定できる媒体としての可能性は大きいようです。
追記)デジタルサイネージの効果測定に関しては、NTT Comが「ある広告がどの程度見られているか」「どのくらいの人が実際の店舗を訪れたか」「広告をきっかけとした情報コンテンツの楽しみ方」などを検証する屋外広告サービス「サイネージ・サーキュレーション」の実証実験を3/1より開始するそうです。