統計データの可視化-アニメーション

米Googleがこのほど買収したスウェーデンのGapminder社が開発した統計データの可視化ソフトは統計データをアニメーションで分かりやすく表示してくれます。
中でも、興味を引いたのは「Income Distribution」です。世界11カ国の所得分布を1970年から2000年までのアニメーションで見せてくれます。
試しに、日本とインド、中国を時系列で見てみました。
1970年はこんな感じで、
所得1
1994年はこんな感じです。


インド・中国の所得が勢いよく上昇して大波の如く日本に迫ってきます。そしてインドの中間所得層が突出してきています。
所得2
そして2000年は、こんな感じでインドでは中間所得層がさらに中国より突き出で、中国は右肩にもうひとつの山、すなわち高所得層の塊が出現しています。日本はと言えば低所得層の水準は上昇したものの、高所得層の水準はそれほど上昇せず、インド、中国のような高所得層の2つ目の山も形成されていません。
所得3
という具合に複数データを時系列でわかりやすく見せてくれました。この他にも「World Education Chart」や「world Health Chart」など興味深いグラフがあります。
Gapminder社