「よい」「良い」それとも「いい」?

もし普段使っているシャンプーがgoodだったら何と表現するでしょうか?

「このシャンプーはよい
「このシャンプーは良い
「このシャンプーはいい

いずれも意味は同じですが、何となく受け取る印象は異なるような気もします。
アンケートでこのように回答したからといって、対象者は意識的に使い分けているとも思えないですよね。無意識に「いい」と思っている人もいれば、「良い」と無意識に変換している人もいるでしょう。

ちょっと気になってと過去の調査を見てみると、とある製品評価の自由回答では以下のような内訳でした。
「よい」・・・23%
「良い」・・・55%
「いい」・・・22%
(「よい」「良い」「いい」のいずれかを回答を100%とする)

*オープンデータを使用
まあ、ひとつの調査だけを見て傾向など言えませんが、意外に「良い」が多かったです。意外にというのは私が「よい」と書き慣れているかもしれません。「いい」は少し口語調で私は慣れてませんが、人にもよるでしょう。
ところで、アンケートを作成する上でもgoodを表記する設問があります。例えば下記のような5段階評価です。
1.非常によい
2.よい
3.どちらともいえない
4.よくない
5.全くよくない

これが、
1.非常に良い
2.良い
3.どちらともいえない
4.良くない
5.全く良くない
だと少し印象が硬いようにも感じますね。

どちらが正解ということはありませんが、調査を通して表現が統一されていることが重要です。
私は「よい」に慣れています。「良」という字は少し成績を評価する硬い印象もありますし、「よい」のほうがやはりやわらかいかなと思います。ここでは「いい」は口語的なので使わないほうがよいでしょう。