jamoviという分析ソフト
某clientさんから対応のある2標本の平均値の検定(dependent paired/overlap t test)で片側検定(one- sided)をしたいとのリクエストがありました。弊社が使用している集計ソフト(tabulation software)では 、対応のある2標本の平均値の検定は両側検定(two-sided)のみ可能でしたので、他のソフトを少し調べたところjamoviというフリーの分析ソフトを見つけました。Rという統計解析向けのプログラミング言語で動いていて、世界中で利用されているようです。検定自体はExcelやSPSSでも可能ですが、この使いやすさでフリーなのはかなりお得です。jamoviのt検定の設定画面はこんな感じです。片側検定ではHypothesisで1>2か1<2を選びます。結果は画面右側に表示されます。最新のバージョンではメニューは日本語化に対応しているそうです。また日本語での解説も充実しています。